◆「道化と軽業のターミナル(There is a C.T.R. Main Terminal)」...

(ある旅行者の手記より)
「C.T.W(Colour-Trash World」など
と呼ばれる辺境のエリアに
網の目とまでは言わないまでも
ザルの目程の路線網を拡げる
C.T.R.(Colour-Trash Railway)と
言う名の鉄道会社、
そのメインターミナルが
この「時代遅れの町」と呼ばれる
大した規模ではない街の
中心からやや外れた場所にある。
オレンジ色したサーカステントの下に
ずらりと並んだホームには
C.T.Wのあちこちからやって来ては
始発着を繰り返す列車や
乗降客に乗換え客、
駅員に構内スタッフ、
列車に電気を送る為の
送電線を描く羽鉛筆達と
送電線を消す為の消しゴム達とで
一日中賑わいを見せている。
行き止まりとなったホームの前に
しつらえられた旧いテレビで何とか
複雑な列車の行き先・系統番号を
確認しなければいけないのだけれども、
自分が何処へ行きたいのか
はっきりと判っている人間は
一切迷うことなしに目的地へと
到達する事が出来ると言う。」

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完成後A4(210×297)サイズ程に切り取った水彩紙に
水彩絵の具と水彩色鉛筆で描いたもの。
自分の絵に登場する-と言いますか、
この世界に路線網があるC.T.R.(Colour-Trash Railway)の
中心的なターミナル駅をかねてから描いてみたかった...
と言うのがありました。
実は元々は途中まで描いていてボツにした別の絵を
描いていた紙に描いているのですけど、
その際に虹や惑星、上の広告類等そのボツにした絵に
描いていたモチーフ類やその形を流用していたりします。

ホームに停まっている車両の中には
過去(「作品」とすら呼べるようなものではないものも含む)
に描いたものも皆「C.T.R.」の一員として
登場させております。

 

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