◆「夏の終わりの臨時乗降場(Regret On The Summertime Stage)」...

「あの頃と変わらぬ海の上に

浮かぶボトルシップは

すっかり変わってしまった

海の色も風の表情も何も知らないまま。

 

一生懸命こしらえた砂の城。

崩れて欲しくない気持ちは判るけど、

どんなに頑丈な鳥籠に

閉じ込めたつもりになった所で

それは詮無き事。

 

甘い幻想が

苦い思い出に変わる事なんて

何回も何回も覚えがあるけれど

この夏 それが

また一つ増えただけのこと。

 

向こうの団地の廊下に

明かりが灯り出す頃、

最後の一本がここを経てば

ひと夏限りの舞台に設えられた

急ごしらえの停車場は

幕を降ろすのさ。」

 

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A4(210×297)サイズのケント紙に水彩絵の具、水彩色鉛筆で描いたもの...

なのですが、鳥籠や劇場(駅舎)・壁の模様をはじめとする細部には特に

水彩色鉛筆の顔料を用いたりしました。

劇場(駅舎)、ボトルシップ等大きめのモチーフが並びますが、

これらの配置の仕方やアングルで悩んだりもしました。

 

「本郷台駅前祭り」の水彩色鉛筆ワークショップの時に

展示致しました。

 

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