◆「色彩処理工場がある街のクリスマス(CTW's Industrial Christmas)」...

(ある旅行者の手記より)
「C.T.W.(Colour-Trash World、以下C.T.W.)中の
大抵の街や集落の中に
最低でも1つは存在する
色彩処理工場(※こちらも参照)は
国外から運ばれて来た
様々な物質に記憶や言葉、
ごく稀に誰かの夢の中から
抽出した色彩を
カラーチップへと加工する
通常の作業に加えて、
運ばれて来た物質を
クリスマスプレゼントとして
新たな色に塗り替えたり
加工し直したりする作業を行う事から
この時期は何処の工場も
いつもよりも遥かに忙しくなる。

今もこの瞬間にも
新たな色を纏った
数々のプレゼントと
クリスマスシーズン専用の
箱に封入された
カラーチップを積載した
貨車を長編成連ねて、
チョコレートで出来た請求書を
牽引機の煙の上に携えて
これからC.T.W.内外の消費地へと
色彩運搬列車(※こちらを参照)が向かう所だ。

 

クリスマスの買い出しや飾り付けに
パーティで賑わい、
その陰で氷の女王の城が
睨みを利かせる街の向こうでは
別の色彩運搬列車が
工場の中へと
入って行く様子が見える。
貨車に目一杯載せられた
あの色彩達もまた
色を抽出・(再)加工されて
クリスマスに沸くC.T.W.内外へと
流通して行くのだろう。

尚、C.T.R.(Colour-Trash Railway)の殆どの路線では、
ただでさえこの時期は
混雑する事に加えて
色彩運搬列車の運行が
何よりも最優先されるものだから、
C.T.W.内の移動の際には、
特急以下全ての旅客列車の時刻が
当てにはならない事は
留意しておいた方がいいのだろう。」

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今年のクリスマスイラスト。
A3(297×420)のイラストボードに
水彩絵の具、水彩色鉛筆で描いたもの。
当初は「今年は静かなクリスマスを描こう」と

考えておりましたが、
「折角、色彩処理工場を幾つかの絵で

描いているのだから、
工場がある街のクリスマスの様子を

描いたらどうだろう?」...と
「方針転換」した末に描いたものです。

C.T.W.のクリスマスシーズンは工場同様
色彩運搬列車とその牽引機も

フル稼働...と言う事で、
ここ数年は「12号機」も

駆り出される事が多いようです。

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