◆「魔法の鏡のある駅での幾つかの出来事(Mirror,Mirror,on the wall @ the station)」...

「「ゴメン、待った?」

「ううん、今来たトコだよ」

最近になって機械化されたと言うこの駅の改札の前で

魔法使いと人魚のカップルが待ち合わせをしていた。

「あれ?今日はホウキに乗って来なかったんだ」

「昨日は自分用の

色彩抽出機の修理とメンテナンスに

遅くまで時間を掛けてたから

少し疲れちゃってね。

だから今日は電車にしたんだけど。

そもそも普段から

そこまで魔力があり余ってる訳じゃないし

第一、飛行や操縦は

私の得意分野じゃないから。

...あ、でも魔法の絨毯は

 乗りこなせるようにはなりたいかなぁ」

 

駅舎には利用客へのサービスとして

魔法の鏡が掛けられていた。

何でもこの鏡、

元々はある魔法使いによって

創り出されたのだそうだが

ある日、その魔法使いから

世界で一番美しいのは誰なのかを

訊かれた所、

魔法使いが暇つぶしのつもりで買った

ゴシップ雑誌の表紙を飾っていた

お騒がせセレブの名前を

うっかり答えてしまい、

危うく破壊されそうになり

命からがら逃げ出した末に

この駅で保護されたのだそうだ。

そんな魔法の鏡なのだが、

利用者達の間ではすっかり定着している様子で

今のこの瞬間にも

楽器や機材を両手に抱えたバンドマンが

「鏡よ鏡、

自分が乗ろうと思ってる電車は

座れるのかな?」と訊いていたが、

鏡には

立席客が目立つ車内の様子が

映し出されていたのだった。

 

駅舎に面した部分に配置されている

茶色のカラーチップは

自分が土だと信じて疑っていないらしく、

今年も黄色い花を咲かせていた。

その周りには苔や雑草も生えて来るのだが、

それらを除去するのは

この駅の駅長の役目...と言う事に

なっているようである」

 

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A magic mirror was hung on the station wall 

as a passenger information service at this station 

where several people were waiting for each other.

 

(※BingChat、DeepL翻訳を使用・一部改変しております)

(BingChat, DeepL translation used and partially modified)

 

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完成後にA5サイズ(148×210)程に切り取った

180×240(※A5より一回り程大きい)サイズの

画用紙に

水彩絵の具、水彩色鉛筆で描いたもの。

 

ふと新京成の

今は現存していない藤崎台駅のような感じの駅の

駅前風景を描きたいと思ったのが

元々の切っ掛けでした。

 

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